1923年生まれ)

⚪︎ 李登輝の経歴
1941年(昭和16年)台北高等学校に進学。
1942年(昭和17年)京都帝大農学部農業経済科に入学。
1943年(昭和18年)学徒出陣で陸軍に入隊。
1945年(昭和20年)玉音放送を名古屋で聞く。東京の知人宅に泊まり、
『新生台湾建設研究会」のリーダーである朱昭陽氏らと会う。
1946年(昭和21年1月)、浦賀港から帰台(邱は2月に横須賀から帰台)。
   4月、台湾大学農学部農業経済学科に編入学。
1968年、米国コーネル大学で農業経済学博士号を取り、帰台。
1971年 国民党に入党。
1978年 台北市長に就任。
1981年 台湾省主席。
1984年 副総統就任。
1990年 蒋経国総統の死去により、総統就任。国民党主席にも就任。
1996年 初の総統直接選挙で第9代総統に就任。
2000年 国民党主席を辞任、台湾総統退任。

⚪︎ 邱永漢のかかわり
1941年(昭和16年)、李が台北高等学校に入学した時、邱は一年上のクラスにいた。
1945年(昭和20年)、李が終戦後、上京した時、や邱らと面談している。
1988年、邱が、李の台湾総統就任時、総統官邸に出向いた際、邱が、41年前、香港に亡命する前に、華南銀行に一部置いていった博士論文「生産力均衡の理論」を読んだことを伝える。
・1991年(?)、邱が中国での事業展開のため、中国に出向くことを李に伝える。
2000年、李が政界を退いたため、李の自宅で邱と対談。対談内容を『中央公論』誌に発表。

(参考:李登輝著『新・台湾の主張』。伊藤潔著『李登輝伝』。邱永漢著『わが青春の台湾 わが青春の香港』。)